ろんです。
前回はフロートストックについて式を示し、フローを大きくするにはどうしたらいいのかを書きました。今回から、私が行ってきた具体的方法を含め、順次記載していきます。
リマインド:フローとストックの式
・フロー = 「収入 – 支出 + 資産 × 利率 – 負債 × 利率」
・今年のストック = 前年のストック + 今年のフロー
フローを大きくするには
①収入をなるべく大きく⇒なるべく稼ぐ⇒稼ぐ力
②支出をなるべく小さく⇒なるべく効果的に使う⇒使う力、守る力
③資産に対してなるべく高い利率を実現する ⇒殖やす力
④負債に対してなるべく低い利率を実現する ⇒殖やす力
今日は④について記載します。
負債(=借金)は使いこなしがそれなりに難しい。基本的にはない方が良い。使いこなすためには稼ぐ力や殖やす力と連動させる必要がある。
結論から言うと、”借金はしないにこした方が良い”です(まあ、当然ですね)。一方で、積極的に借金をした方が良い場合もあり、借金していい~絶対にしてはいけない、まで、5つに分けました。
◎ したい借金:マイナス金利やゼロ金利なもの。そのまま預金しておくだけでも自由に使えるのは実質プラスになるため、積極的に借金したい(が、なかなか機会がない)
〇 してよい借金:借入金利より高い利回りを得られる事業所得、資産所得につながるもの。資産増加につながるなら、これも積極的に借金したい。
△ 仕方がない借金:住宅ローン、奨学金など、額が大きくても低利なもの。先につながる可能性のあるもの。
× ダメ:その他の金利一桁後半~2桁のもの。他人にとっての”金のニワトリ”になってはいけません。カードローンなどが該当します。
×× 絶対にしてはいけないもの:高い金利に借金の元本を減らさないような仕組みの組み込まれているもの。例えば、リボ払いなどの元本の返済が少なく、いつまでたっても返済が終わらないもの。
◎、〇は機会があれば積極的に借金したいところです。△はうまくやると〇に昇格できる可能性があり、検討してもいいでしょう。
カードローンやリボ払いを使っている人は、周囲の人にそれを隠したほうがいいレベル
×や××(カードローンやリボ払い)を使っている人は、残念ながら周囲から「お金について無知な人」「お金に困っている人」と思われても仕方がありません。
私はある人がカードローンやリボ払いを使っていると聞いたら、その人の信用はがた落ちになり警戒します(表面にはだしませんが)。CMに出ているタレントなどもイメージは低ランクに落ちます。
理由は、言うまでもないことかもしれませんが、「借金の金利というものがどういう意味なのかわかっていない」「数字の計算ができない人⇒騙されやすい人、と思われる」「もしかしたら借金をせがまれるかもしれない」「お金に困っている人は犯罪者にもなりかねない」など、深く付き合うほど面倒なことに巻き込まれかねないからです。
散々な書き方をしてしまいました。×や××の借金がある人は、なるべく早く完済しましょう。そもそも資産運用を開始できません。
自宅用の住宅ローンや奨学金などは仕方がないから借金する
△には自動車購入や、資格試験などの勉強費用、冠婚葬祭の費用などは含まれません。貯金してから購入しましょう。自動車は中古を選べば30万円もあれば買えますし、資格試験などの勉強は、Youtubeなどで最近は学べます。冠婚葬祭は急な出費になることも多いのですが、事前にバッファーとして貯金をしておき、その中から払うようにしましょう。
自宅用の住宅ローンは、個人的にはここ20年程度に関して、この記事を書いている2024年9月の今この瞬間だけに関していえば、主に都市部の物件価格の上昇、低利でローンを組めたので、物件を選べていれば〇の利益の出ている借金にすることができた可能性があります。今後はわかりませんが。なお、自宅は持ち家か、賃貸か、というよく見かける論争については、別途記載したいと思います。
奨学金は、できれば親に出してもらい、自分では借金は背負いたくないところです。私も大学院時代に200万円ほど借金をしましたが、送られてきた返済計画表を見て、すごい金額だなぁ、と感じた記憶があります。支給型の奨学金や無利子の奨学金を探しましょう。探せばそれなりにあります。
所得、資産が増える借金は積極的に。だが、センスが問われるので、リスクを慎重に見積もり、無理せずに。
〇や◎については、要は
借金をしたことによるキャッシュフローの増加>借金の返済
になっていれば、借金するほどストックが増えるので、したいものです。ただし、金融の世界は%なので、リスクを慎重に見積もり、プラスになる見込みが高い場合にのみにしましょう。
私は奨学金を結婚を機に全額返済したのですが、後になってなぜ返済してしまったのか、と後悔しました。例えば3%程度の利回りであれば投資の機会はかなりあります。
それ以下の金利で借りられるパターンはそれなりにあるため、運用利回りが借金の金利を上回っているのであれば、夢の(?)利息収入を実現できるのです(ただし、借金をしている、早く借金をなくしたい、というもやもやとした気持ちを抱えることにはりますが)
今回は、お金の流れであるしていい借金、ダメな借金について、説明しました。次回は、「③資産に対してなるべく高い利率を実現する」について記載します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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