資産形成のスタートは稼ぐ力から

資産形成を行うには、まずは稼ぐ力から。「どこで働くか」の個人的考察

ろんです。社会人になってからどのように資産形成をしていったか、について書いていきます。順番は、私の場合は、稼ぐ力⇒貯める力⇒使う力⇒増やす力⇒守る力、でした。

まずは稼ぐ力について書いていきます。稼ぐ力をつけるには、まずは「どこで働くか」が重要だと考えています。

当たり前のことと感じるかもしれませんが、親から自立するには、まずは稼がなくてはなりません。そのためには、多くの人は就職活動をして、何らかの組織に属すのを目指すと思います。私もそうでした。

稼ぐ力をつけるために、私が当時どう考えて就職活動をしたのかを記します。個人的な体験談なので、不要だと思われたらこの時点で次の青いリボンまで読み飛ばしていただいて構いません。

私が就職活動をした2000年は就職氷河期と呼ばれていて、就職環境は厳しいものでした。当時はバブル崩壊という言葉も一般的な言葉になり、銀行の再編が行われていました。

貧乏卒業旅行でヨーロッパにいて、何気なくNHKを流していた時、三菱銀行と東京銀行が統合するというニュースが飛び交っていました。

当時財閥大手の三菱が他の銀行と合併するというのは私には信じがたいものでした。太陽神戸三井銀行がさくら銀行となり、なぜさくらなのか、と感じた記憶があります。結局その後さらに再編が進み、三菱UFJ銀行と三井住友銀行になったのですが。今思うと激動期でした。

話がそれました。

就職にあたり、私の父は、いくつかアドバイスをくれました。そのアドバイスとは

・TVでCMをやっている会社に行け

というものでした。私の父は電機会社で設計の仕事をやっていましたが、今考えると、ある意味とてもシンプルでわかりやすいものの、微妙すぎるアドバイスだったと思います。まあ、仕方ないですが。素直な私は父のアドバイスに従い、上記に加え、

自分の好きなクルマ業界に行きたい(私は理系で、化学系の研究室だったのですが、先輩の実績がありませんでした)

・自宅から通える職場

というものでした。今考えると、「残念な生き物から残念な生き物」が。。。という感覚です。

私が今から就職活動を行うなら

私が今大学生でこれから就職活動をするのなら、ズバリ「お金」「社会的地位」「身分の安定」のバランスが高い次元で取れている組織を選びます。

・「お金」

⇒構造的に高い営業利益を出せている組織を探します。利益が出ているにはいくつか理由があり、参入障壁がある、業界内で突出した地位にいる、等の特徴があります。儲かっている組織は給与も良いものです。

・社会的地位

⇒私の中の定義では、希少性です。希少性の高い場所、職種についていることが、社会的地位と相関があると感じています。例外もありますので、絶対ではないです。

・身分の安定

⇒見極めがなかなか難しいのですが、自分が働く40年間はそのビジネスがなくならない業界が良いと考えます。積み上げたものがルールチェンジで通用しなくなることは避けたいものです。

モノと人のどちらを相手にしているか、という切り口で考えた場合、人を相手にするビジネスの方がなくならない気がします。モノを扱うビジネスであれば、ポートフォリオを組んでいる組織がいいかもしれません。

フロー型とストック型、という切り口で考えた場合、ストック型のビジネス比重が高い方が安定しているように感じます。

以上、個人的な意見でした。抽象的な表現としたのでイメージがつきにくいかもしれません。端的に言うなら、「社会に必要な、人を相手にする、希少性の高い」組織に入るのが良いのではないでしょうか(なお、今回は自営業については触れませんでした。最初は組織で、できれば大きめの組織で働くのが良いと考えているからです。自営業については別の機会に記載します)

次回、「貯める力」へ続きます。

 

 

 

 

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