日本株の売りトレードを行う目的
本投稿は日本株投資経験者を対象にしています。
日本株の売りトレードを行う目的は2つ。 「リスクのヘッジ」と「待機資金の活用」です。
まずは、リスクのヘッジについて。
ある程度の資産を日本株投資に回すと、資産の増減が気になるようになります。その額が大きくなればなるほど一日の振れ幅も大きくなり、心が”ざわざわ”するものです。
不思議なもので、下げた時よりも上げた時の方が心へのインパクトは大きく、「もしかして下がってしまうのではないか?」「含み益がなくなってしまう」などと特に初期のころは感じてしまいます(少なくとも私はそうでした)。
そのため、現物投資に対して一定割合で売り建てておけば、日本株に対するポジションは軽減できることになります。暴落が来るかも、という時には手厚く、最高値を更新している時は少し薄く、ということもできます。仮に100万円分の現物買いポジションと、50万円分を売りポジションで持っていれば、理論的には50万円分の現物ポジションを持っていることになります。
次に待機資金の活用について。
資産はポートフォリオ運用を基本としますが、キャッシュポジションを一定持つことになります。私はキャッシュを20%以上持つようにしています。現在の超低金利では利息は雀の涙のため、この待機資金をもったいないなあ、と感じていました。そこで、信用取引の売りから入ることで、待機資金を有効活用しよう、という考えに至りました。
もちろん、トレードで利益が出ないと資産は減ってしまうわけで、どのようなトレードをするのか、が肝になります。次回に続きます。ちなみに、売りから入るトレードをベアと言います。熊ですね。
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