売りから入る日本株トレードの2か月間の結果

ろんです。

今日は、7月からやってきた「売りから入る日本株トレード」の結果と気づいたことをお伝えします。トレーダーを目指す方の参考になれば幸いです。

本投稿は日本株投資経験者を対象にしています。

2か月間(デモトレ1か月+実弾1か月)の結果は、通算損益率7.2%、通算損益+143606円
2か月前にトレードを開始し、デモトレードを最初の1か月、実弾(実際のお金)で次の1か月を試しました。
トレードのルール概要は以前の投稿記事を参照ください。
結果は、通算損益率7.2%、通算損益は+143606円で、プラスになりました。詳細は下記になります。
投入資金 ¥2,005,650 通算損益率 7.2% 通算損益 ¥144,320 銘柄数 15 日経平均本日 ¥38,364 日平騰落率 -5.5%
含み損益額 実現損益額 \144,320 勝ち数 24 負け数 26 P/L Ratio 1.7

日経平均株価が-5.5%になったのに対し、損益率が7.2%となったのはまずまずの結果です。取引回数は50回で24勝26敗でしたが、P/L(Profit/Loss) Ratio(=プラストレードの利益合計/マイナストレードの損失合計) が1.7だったため、利益が出ています。俗に言う、損は小さく、利益は大きく、というトレードになっていました。

利益は出たが、手法を見直すために一回本トレード手法を終了する。

上記の通り、個人的にはまずまずと言える結果でした。しかし、今回は相場全体が急落したこともあり、この手法でよいのかは、まだ何とも言えない状況です。デモトレードを1か月、実弾で1か月トレードしてみて、一回今回のトレード手法は停止することにしました。

理由は以下です。

今回は歴史的な相場下落がたまたま発生しました。相場全体が急落した時には、大きな利益が出ることがわかりました。とにかく株価が動くことが利益につながります。一時利益は+548,660円にまで到達しました。

一方で、急落後は戻り局面となり、損切の連続となりました、トレンドとしては急速に下げを取り戻す展開となり、売りだけだと、戻り相場ではじり貧になることが分かったためです。

実際、デモトレの期間分は+276420円のプラスでしたが、その後株価を戻す展開で実弾投入を行ったため、実弾期間は-132814円でした。上昇トレンドに入った時は、売りからだけしか入らないトレードは厳しいです。

今回のトレードで体感したこと

つらつらと、今回のトレードで体感したことをメモとして記載しておきます。おそらくトレードで生計を立てている人が読んだら、当たり前のことと感じるでしょう。一方でトレードをしたことがない人、利益を出したことがない人からすると、なんのこっちゃ、と感じるような気がします。

・大きく動いた少数の銘柄が大きな利益をたたき出す。要は、流れに乗る投資が良いということ。逆方向に動いた銘柄は淡々と損切し、利益が乗った銘柄はできる限りついていく、という方法が良いことを確認できた。

・15銘柄でやってみたが、数が多くて銘柄入れ替えが大変だった。

・1か月経過後、かつデモトレで利益が出ていたので実弾を投入したのは予定通りであったが、もっと検証してから実弾を投入してもよかったかもしれない。

・ただ、実弾を投入したことで、今回の手法はほぼデモトレードと同様の結果が出ることが分かった。メンタルとしても耐えられるレベルの手法であることが分かった。

・デモトレのうちにできる限り手法を明文化、ブラッシュアップしていくのが大事。

・リスク分散を考えると、銘柄の金額を近づけるのが良い。今回は、途中からできるだけ一銘柄の投入金額は20万円以内にして、10万円以下の銘柄は、複数単位を購入することで、一銘柄あたりの金額を近づけました。

・相場全体が急落した時はもう少し逆指値を浅くしてもいいかもしれない。利食いを優先するタイミングがあるような気がする。

・逆指値を10%以内に設定できる銘柄とすることで、読みと反対方向に動いた時でも躊躇なく損切できることを理解した。

・急落には前兆があるのか?という問いと自分なりの回答を得た。過去3年ほど振り返ってみたが、どうも前兆はあるように感じる。少なくとも、今回は8/2の急落前から下落トレンドには入っていた、というか前兆が出ていた。事前の仕込みは可能。大地震など自然災害は読めないかもしれないが。

次のトレード手法に向けて、改善点など

・急落時にはディフェンシブ銘柄を売るのは良くないかもしれない。他の銘柄も下がっているので、ルールに取り込むのなら検証が必要。

・1か月デモトレ、1か月最小限で実弾、2か月たって振り返り。このワンセットがいいかもしれない。新しい手法はこれを守るようにする。デモトレできるのは本気の証拠、と感じるようになった。

・素直に安値更新銘柄を売り建てるのが良いような気がする。

・今回は急落後利益確定するという売却条件をいれたが、その後新たに売りたてる銘柄がなく困った。対応をどうすればいいか考える必要がある。

・なお、上記の出来高を伴った急落時に買い戻しは、その後の値動きを検証した結果、2勝1敗1分けだった。サンプル数が少ないので今回だけでは結論を出せない。今後も検証を続ける。

・結局は、上げトレンドなのか、下げトレンドなのかの流れの見極め方がポイントになる。

・コメントを残して後で振り返ることができることが大事。コメントの残し方のコツは、設定したルールが有効に機能しているのか、もっと良い方法がないか。後で振り返るポイントをメモとして残しておくこと

手法を改良し、デモトレードから再出発する

ということで、今回のトレード結果を踏まえて改良した手法でデモトレードから再出発したいと思います。手法をまとめたところで再度ここに掲載します。

次回は、殖やす力として、家計管理について記載します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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